青空塗装 サイドルーフにまる1日

6月に奥さんのタントの天井クリア剥げたを直して大失敗した。

 

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失敗したなりに持ってくれればいい思っていたところに、今度はサイドルーフが剥げた。アイテムを揃えて時を見ていたが、ようやく気温が下がってきて、この3連休に決行することにした。台風が近づいていて湿度が高く空も不安定なため土日は見送り。今日は晴れの予報。ただ、風がやや強そう。なんとか工夫してやってみる。

それにしてもタント。同じマンションに同じ年式のモデルと思われるタントがあるのだが、それも天井がド派手に剥げている。ひどい車だよ、ほんと。10年ちょいくらいで剥げるなよな。前のオーナーがあまり洗車してなかったのかな。でも、以前乗っていたストリームは全然洗車してなかったけど、17年過ぎてもどこも剥がれなかった。前のタントはオイル漏れで修理できないと言われるし。軽自動車ってこんなものなのかね。

 

夏にクリア剥げの徴候を見つけて様子を見ていたが、あっという間に進行。やりがいがあるというものだ。

 

反対側にもその兆候がある。もう時間の問題。できれば一緒に直したいが、作業を進めて時間との兼ね合いで決める。でも多分無理だと思う。

 

ちなみに大失敗した天井。失敗ながらもタフウレタンクリアで堅牢に夏を過ぎた。

 

 

面倒なのはパネルが後ろ部分で大きく下に伸びていること。とてもこれを全部塗装し直す気は起きないので、うまくぼかさないといけない。

 

いつの間にか工具や塗料のかごが2箱になってしまった。あと今回のために買い足した塗料のスプレー缶。

 

必須アイテム。紙やすりをかけるための手作業用サンダー。これがあれば前回の失敗の度合いはかなり減らすことができたと思う。

 

8時半作業開始。とりあえず周辺だけマスキングテープで囲ってから600番の紙やすりで研磨。ちょっと擦るだけでクリアが剥げていたところでカラーがも消えて下地の塗装が見えてきた。やっぱり手動とは言えサンダー強力だ。

前回は空研ぎで手で紙やすり擦ったが、全然削れなかった。摩擦熱でものすごい熱くなって指先がやけどしてるのに気づかず、指先の感覚が3ヶ月くらいずっとおかしかった。工具の知識がない俺は電動サンダーを持ち出して天井を傷だらけにした。改めて、この手動のサンダーがあればと悔やんでならない。


ショップタオルで研ぎ汁を拭くと大量の灰色。これは何の色だ?クリアじゃないよな。でもカラーでもない。その下地のプライマーとかか?

 

最初の勢いでどんどん削れるのかと思いきや、削れないとこれは削れない。下地の金属まで出るところもあるけど、同じように削ってもカラーが削れないところも多い。前回もそうだったが、同じ面でも堅牢なところもあるのではないかと思う。

 

こういう感じまで削って塗料落としは終了とした。本当は全部完全に削らないといけないのだろうけど疲れた。紙やすり変えて削っても削れないところは削れないし。力任せに削れば削れるけど、おそらく研ぎ汁が灰色になった時点でクリア層は剥がれていると思う。それで下地のカラーが落ちないのならまだ大丈夫だろう。と勝手に決めた。

 

ふと天井を見るとなんか汚れてる・・・?

いや、クリアが剥げている!!

うわー、ショック。6月に塗装したクリアが剥げている。失敗したけど固まってくれていれば良かったのに、もうはげている・・・。観察した限り、おそらく下地処理が甘くてざらざらしてて、その上に塗装したもののザラザラの部分が楔になって徐々に劣化したんだろう。うわー、どうしよう。とんだ余計な仕事が増えた。

爪先ほどの大きさだけど、ほっといたらどんどん大きくなりそう。

 

紙やすりかけたらあっさり金属面まで出た。とりあえずここも塗装するかー。爪先ほどしかないのに、スプレーするのもなー。しかし、タッチペンやファインラインペンで塗るには広すぎるし。どうせクリアスプレーするならスプレーするかー。

 

この時点で10時。1時間半。かかった。もう反対側行けるか考えたがやめた。日没は18時頃だが、17時頃には作業終わるように予定を立てないと何かあったとき怖い。これから作業してまた1時間以上かかって、うまくいけばいいが、何かやめといた方が良さそうな気がしてやめた。

 

想定外に手間かかったのがマスキング。天井の時は4辺をぐるっと覆えば良かった。しかし、今回はサイドルーフ周辺、特にドア周辺のでこぼこが微妙にあってカバーするのに手間かかる。さらに風が強くなってきて、風がビニールや新聞のすきまから入って剥がしてしまう。風向きも一定ではないため、隙間をなるべくふさぐようにマスキングテープで目張り。あっという間にテープがなくなっていく。

 

近くにある父親の車もガラスだけだがマスキング。またタフウレタンクリア使うので、ガラス面に付着すると困るから。

 

最終形。本来は天井を全て隠すべきだが、想定外のクリアはげのため、その周辺は隠せていない。ここで11時半過ぎている。マスキングで1時間以上使ってしまった。反対側やらなくて正解だったな。

 

ようやくプラサフ。脱脂は重要。

天井部分。くそー、あんな小さい穴のためにこんあにスプレーするしかないとは。

 

12時過ぎ。ここで昼休憩。30分以上空けた。のんびりしたいが時間がもったいないのでご飯食べてすぐ戻る。

 

100番紙やすりで磨き。周辺のザラザラも削って磨く。

 

肝心のサイドルーフ。2回まではぱらぱらと拭いて、合計5回くらいスプレーした。前回はプラサフの研磨を手抜いてしまったので、今回は丁寧にした。1000番で丁寧に。自分としては丁寧にしたつもり。指で触ってつるつるになっている。ここで13時くらい。

 

カラー塗装開始。1回目と2回目はさーっとぱらぱらとスプレー。

 

あ、後ろのボカシ部分の足付けを忘れていた。何もしないでクリア塗装すると剥がれやすいので、1000番で広く擦って足つけ。最終的には最後のコンパウンド磨きのときに戻す。

 

1時間以上かかって、多分7~8回スプレー。まさかの1缶以上使ってしまった。やり過ぎた。

 

今回もこの4000円近くするホルツのタフウレタンクリア。これで下に残った劣化塗装を封殺する。しかし、これをもってしてもそんなことができないことは、天井の剥げを見てわかった。

 

天井のカラー塗装後。へこんでいる・・・。プラサフで埋めたつもりが・・・。

 

天井は普通のクリア塗料を使う。タフウレタンクリアの上にタフウレタンクリアはNGで、再塗装するときは下地のプラサフまで全部剥がせと言う説明。しかし、ネットや動画をいろいろ調べた限り、薄くスプレーを繰り返せば大丈夫っぽい。おそらく、厚塗りして溶剤が下まで浸透するとだめだけど、薄くスプレーしてすぐ溶剤が乾くようにすれば大丈夫なのではないか。しかし、ここではそんな博打をする必要ないし、後日やり直しになる可能性が高いので、剥がしやすい普通のクリアを使う。

 

家の影で作業していたのだが、時間が経ってくると日光が当たるようになった。まあ大丈夫かなと思ったけど、触ってみるとものすごい熱い。どこまで熱くなっても大丈夫かわからないので、新聞と自分の体で影を作ってガード。あー、もー、疲れる。

 

なんか、ゆず肌なんだよな。コンパウンド不要というタフウレタンクリアなのに。プラサフ後の研磨が甘いのか?カラー塗装がゆず肌だから?

 

1秒で30cm進むスピードでスプレーするというのが基本。改めて30cmがどれほどの長さか確認してスプレー。これで少し改善したように感じた。ちょっとスプレーが速かった。1秒で40cmくらいかな。

 

クリアも終了。16時。反対側もやってたら間に合わなかったな。

タフウレタンクリアは余っても保管がきかないので、もったいないので最後まで使いきった。しかし、最後の一拭きで塗料がなくなりかけたため、スプレーの霧がまばらになって、せっかくきれいにつゆだくに近い感じでできていたのが、またゆず肌に戻った。

 

ゆず肌~。いいよ、もともとコンパウンドするつもりだったし。上より側面の方がきれいに塗装できる。側面は缶を立ててスプレーできるので均一に塗料が乗る。でも上の面は缶を斜めにするので手前に濃く、置くが薄くなる。塗料が減ってくると、缶を斜めにするとスプレーがかすれるので、より缶が立てられずにムラになりやすい。

 

光に当たるとこんな感じ。まあ、俺的には十分な艶だ。

 

反対側の手つかずのサイドルーフはクリア劣化していない部分はこれだけの映り込み。

 

天井部分。スプレーの粒子が飛び散っていると思ってはいたが、マスキング外すとくっきり判明。まったく・・・。ここも来週以降の磨き作業だな。

 

天井部分はどこに穴があったのかわからない感じにはなった。そして、塗料の粒子がものすごい飛び散っている。ボカシ剤相当使ったけどな。

 

後片付けも含めて16時過ぎに終了。7時間半の作業。我ながら今回もいまいち。仕上がりは自分としては及第点だけど、もっと速くできると思っていた。マスキングが甘くて塗料が入り込んでるところあるし、天井の穴の補修も雑すぎた。

 

疲れたー。大体は影で作業できたので暑さは回避できた。しかしものすごい疲れた。今日は7時間半の作業で1800歩しか歩いてないが、なんでこんなに疲れるのか。それは塗装面が広いからだと気づいた。塗装面が横に伸びてる。しかも背が高い。紙やすりをかえるにしろ、スプレーするにしろ、脚立を前、中、後ろと動かして、下りて上がって作業して、と繰り返す。塗装は前だけするとかだめなので、7回スプレーするなら前/中/後と移動を7回繰り返す。天井の時より塗装面はかなり狭いが、思ったほど作業時間が短くならないのはこれのせいもある。横に長い脚立があれば、きっとすごい楽だろう。でも、これ以外使い道のない脚立を買って置いておくことは難しい。

 

あとは来週以降の磨き作業で終わり。

そして、反対側のサイドルーフ。ここは剥げ始めてるけど目立つのはまだしばらくかかるだろう。多分、来年の春にやると思う。12月前半までだったらできそうだけど。

さらにボンネットとバックドアの天井部分。ここはまだ剥がれはまだ見つからないけど、覚悟は必要だろう。

そして、天井。今回1つだけとはいえ、6月に塗装したところが剥がれていた。ボンネットより先に全やり直しになる予感・・・。