サイドミラー青空塗装 今年こそ決着をつけるはずが去年の経験生きず

ゴールデンウィーク。それは車の塗装の季節。去年はボディの凹みを直すために大いなる時間と費用を費やした。

 

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今年のターゲットはサイドミラー。一昨年、フィールダーを買った直後にサイドミラーに謎の傷が入り、99工房の傷の直し方を参考に直そうとしたところ大失敗。

 

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ずっと心残りだった。去年、ボディの凹みを直した後、サイドミラーをやり直そうと思っていたのに、あまりに手間がかかりすぎて、そこまで手が回らなかった。今年こそ決着をつける。

 

下向きの面なので光を当てないと目立たないのだが、線傷のあったところが情けなく盛り上がっている状態。あと、上面にはボカシ剤の情けないタレ跡がある。

 

9時半。親の家の前で作業開始。

 

まずはやり直しスプレーで失敗塗装を落とす。

 

そしたらこんな状態に。おかしい・・・。一昨年はこんな状態ではなかった。なぜ下地の樹脂が出てきてるの?大元の塗装まで剥げてしまってる。

 

1000→2000→3000番と紙やすりをかけて滑らかにした。とは言え、塗料のあるところとないところで完全に滑らかになっていないのは明らか。

 

塗装面以外をマスキング。サイドミラーは曲線が多いので、曲面用マスキングテープを使用。まあまあ使いやすい。

 

ボディにもマスキングを施す。天気はいいのだが、風がややあって塗料が飛び散りそうなのが怖かった。とは言え、面倒でこんなもんで諦めた。

 

この時点で11時過ぎ。やれやれ。さ、いよいよ塗装だ。

というところでふと気がついた。下地の樹脂が出ているが、いきなり塗料じゃなくて、もしかしてプラサフが必要なのか?スマホで検索検索。

そしたら、プラサフどころかプライマーが必要らしい。下地が金属ならプラサフだが、樹脂の場合はバンパープライマーやっとかないと剥げてしまうと。なんてこった。危なかった。しかし、プライマーは持っていない。どうしたものか・・・。プラサフでもいけそうな気もするが・・・。

やはり、ここで手を抜いて後で痛い目を見たくない。買い物にでかけた親の帰りを待つ。そして、車を借りて近くのオートバックスに調達しに行った。ああ、親の存在が本当にありがたい。

 

はい。プライマーだけじゃなく、プラサフも買った。99工房のプラサフは持ってて、去年もそれ使って問題は今のところない。しかし、どうしても心の隅に引っかかっていて、ホルツ製で揃えることにした。あと、塗装範囲を無駄に広げないアイテム「ペイントヘルパー」なるものを見つけた。300円弱という感じ。ダンボールに穴を開ければいいのだが、すぐに使えそうなので買ってみた。

 

広げてみると・・・ん?

 

中にそういう穴開きの厚紙が入ってるのかと思ったら、パッケージ自体が製品だった。なんかやられた気分。こんなものに300円費やしたことがなんか悔しい。

 

非常に、塗装面に対して穴が小さい。もう一回り切り取って大きくすると今度は広すぎる。プラサフ使うには合っていない。

 

買い物とお昼ごはんで1時間半費やし、13地頃作業再開。

結局、プラサフを無駄に広く吹かないように手動マスキング。

 

プライマー2回吹きかけた後、プラサフ1回目。

 

約10分空けて、5回繰り返して吹きかけた。もっと間隔を空けたほうがいいと思いつつ、面倒だしマスキングしてるところにかかってるプラサフは乾いているので10分。で、また1000→2000→3000と紙やすりで滑らかに。1000番だけでいいのだろうけど念のため。ここをて抜くとどんなにきれいに塗装しても凸凹が出てしまうから。

 

カラー塗装1回目。ま、ここからはお手のもんだ。去年、何回もやり直して経験積んでるからな。

 

ボカシ剤かけて数分後、カラーを10分間隔で6回吹きかけた。カラー塗装のときは穴を大きくした「ペイントヘルパー」使った。

でまた5分後にボカシ剤。あれー。微妙な凸凹が出ている。あー、プラサフ後の磨きが甘かったかー。去年もそうだったけど、見た目も指先で触った感じも問題ないんだけど、塗装すると下地処理が甘いことがわかってしまう。写真ではわからないけど、プラサフの境目もうっすら分かる状態。でも、もうやり直す気起きず。

 

風があるので絶対ほこり被ってるだろうなー、と思いつつもどうしようもない。

次はクリア塗装。クリアは下手なムラを残さないためにサイドミラー全面に。やらなくていいんだろうけど、ボカシ剤を軽く吹きかけて乾かないうちと思われる3分後にクリア塗装開始。これも10分おき。

7回繰り返し、ま、こんなものかなと言う感じ。で、また必要ないのだろうけどボカシ剤・・・。

ところが、その後、なんか表面がゆず肌っぽい。あれ?ボカシ剤まずかった?使ったほうが滑らかになるような気がしたんだけど・・・。

どうもゆず肌感が否めず、このまま終わるとまずい気がして、またクリア塗装を厚めに2回繰り返す。

 

その結果、こんな感じに。

 

ちょっと、よろしくないのではなかろうか・・・。厚くクリアが乗っているのは間違いないが、表面がすごく揺らいでる感じ。風があってスプレーが散ってしまうので、塗装面に近づけてスプレーをしなければならなかったという難しさはあったともう。しかし、やっぱり滑らかに塗装を乗せるのがプロのようにはいかない。

ちなみに反対側のサイドミラーはこんな感じ。当たり前だが写り込んだ風景とかの輪郭がはっきりしている。

 

肝心の傷があった部分のクリア塗装後。写真ではわかりにくいけど、やっぱり凸凹は残っている。プラサフの境目の縦線もね。

 

終わったのは17時半。今日も、道行く人々に変な目で見られ、怪しまれないように挨拶を交わし、散歩に来た犬に甘咬みされ交流を深めた。

 

来週末にコンパウンドで磨いて終わりだが、多分このゆらぎのまま光沢が出るだけだろうな。無念。